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【小説】宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊るの紹介&感想文

 

宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る (集英社オレンジ文庫)

 

=あらすじ=

美貌の敏腕宝石商・リチャード氏の店でバイト中の正義。氏の鑑定眼はますます冴え渡り、日々厄介な謎が持ち込まれる。本日老舗バレエ団から依頼されたのは、死んだバレリーナの呪いがかかったエメラルドのネックレスの謎鑑定。リチャード氏がエメラルドから導き出す意外な真相と石に秘められた想いとは⁉宝石に宿る人の心の謎を解き明かすジュエル・ミステリー!

 

 

 こんにちは!ひろむらです。

宝石商シリーズ第2巻目になります。

今巻もオムニバス形式(短編集)でお話が進んでいきます。

 

目次

case1.キャッツアイの慧眼

case2.戦うガーネット

case3.エメラルドは踊る

case4.巡り合うオパール

extracase.ユークレースの奇縁

 

 

〈ここからネタバレありの感想文になります〉

1巻で最低でも4つは新しい宝石が出てきますね!もういろんな宝石のうんちくも知っていきますが、だんだんと2人の関係性も進んでいきます。

今巻で好きなお話はcase1.キャッツアイの慧眼とcase3.巡り合うオパールそして、extracase.ユークレースの奇縁ですね!

 

case1.のお話は、ロイヤルミルクティーを作るための牛乳が、お客様のキャンセルのために余ってしまうことを嘆く正義君とリチャードの会話からはじまります。ここの会話で正義君の家事能力がわかります。(お料理男子!いい!)反対に荒む目つきになるリチャード(笑)(*'▽')でもここでぼそっと「プリンのほうが好きです。」って言うんですよ!美貌の外国人の好きなものはプリン!ってなりましたね。

 

そんな会話をしているときに現れたお客様は、なんだか訳ありの小さな子供のお客様。はじめ(苗字は正体がばれると思っていてしゃべりません)しかし、はじめが出した宝石のキャッツアイでこの宝石を購入した人が分かったリチャード。売った宝石を誰が購入したか全部覚えているんですよ!(うらやましい!その記憶力!)

はじめが来店した理由も分かって(内容ははしょりますが^^;)親子仲良く一件落着するお話になります。

 

case3.のお話では、正義君が中学時代に通っていた空手教室の憧れの先輩との再会から始まります。先輩の名前を羽瀬さんというんですが、この方、ジュエリー・エトランジェ(宝石店の名前)に来店し、自分が鑑定してもらいたい宝石”ファイア・オパール”を正義くんが再会した時に聞いた”おばあちゃんのピンク・サファイア”の話をあたかも自分ごとのように話します。

その時の正義君の啞然とした感情は胸にぐっときて苦しくなりましたね。夢にまで出るほどの憧れの先輩の変わってしまった姿に愕然としますよね~。私ならもう関わることもしないのに、お人よしの正義君は違います!

何か理由があると思い、先輩に詳しくもう一度話を聞こうと駅で待っています。しかし”正義の味方”としての正義君をからかわれ、顔を見るのもつらいと言われてしまうんです。先輩のつらい家庭環境も分かるけどそれを後輩に言うのもどうなの⁉と思いました。

しかし!!ここで現れるのがリチャードなんですよね!5時間も正義君を待っててくれたんですよ!めちゃめちゃときめきました。(私が(#^^#)笑)正義君もときめいたことでしょう!そんな感じに、お世話になったお礼に”プリン”を作ってあげるんですよ~。

 

それからのextracase.のお話につながります。お礼のプリンをリチャードに食べてもらうのですが、リチャードの初めてのプリン作りにも注目です!

失敗談をごまかそうと、ユークレースの話をするリチャードとプリンがどうなったか気になる正義君の攻防が面白かったです!(^▽^)

正義君のプリンの味はどうなのかは・・・読んでいただけると分かります(^^♪

 

 

次回は私が胸キュンしている少女漫画の感想文を書こうと思います!

バラバラで読みにくいかもしれませんが、カテゴリー分けをしていますのでよろしくお願いします。

 

⦅書評⦆

ミステリー➽ ☆☆(case3.エメラルドは踊るなんかは少~し事件性があります。) 

 感動➽ ☆☆☆☆☆(case4.巡り合うオパールのお話がぐっときます。)

2人のバディ感➽ ☆☆☆☆(一気に加速しました!)

宝石の説明&魅力➽ ☆☆☆☆☆

BL感➽ ♡♡(腐女子的にジワリときております!(^^♪)